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奥手な乙女座男性の脈ありサインと告白させる方法、待つ期間の目安

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手もつないでないんです。もう五回も会ってるのに。

そんなメールが、三通届きました。
三通とも、相手は乙女座の男性。

うちの彼が告白してくれたのは、十回目のデートの帰り道です。
結局、九回目まで、手が触れたことすら一度もなし!
毎回、改札の前まで送ってくれて、深々とおじぎをして帰っていく。
え、取引先の人…?
帰りの電車でスマホを開くと、今日はありがとう、気をつけて、のメッセージ。
その礼儀正しさに、毎回ちょっとだけガクッとしてた。

毎週のように誰かの恋の相談を読む仕事をしていて、心理学も通信講座で学んだ身。
なのに自分の恋となると、まるで読めなかった。
あの九回ぶんの沈黙の意味が、今はよく見える。
気持ちが薄いからでも、勇気がないからでもない。

乙女座の奥手は、高山病にならないための高度順応。

目次

乙女座男性が奥手になる理由

高い山ほど、時間をかけて体を慣らす

標高の高い山に登るときは、途中で何日もかけて、体を薄い空気に慣らしていく。
これが高度順応と呼ばれるもの。
一気に登ると、頭痛や吐き気に襲われて、山頂どころじゃなくなる。
乙女座の男性にとって、本気の恋はまさに高い山です。
デートを重ねるたびに、あなたのいる高さへ少しずつ体を慣らしている最中。
(本人いわく、これでも急いでるつもりらしい)

夏の熱が引いていく季節に生まれた星座

乙女座の季節は、夏祭りの熱が冷めて、街が秋支度を始めるころ。
勢いで駆け抜ける季節が終わって、ひとつずつ整え直す時期を背負った星座です。
恋にも、その空気がそのまま出る。
ノリや雰囲気で一線を越えるより、準備が整ったと思えるまで待ちたい。

装備がそろうまで、登山口に立たない

登山靴、雨具、地図。
装備がひとつでも欠けていたら、乙女座は登山口に立とうとしない。
恋の装備は、彼の中の合格点のこと。
仕事の山を越えてから、とか、貯金が目標額に届いてから、とか。
うちの彼は二回目に会う前、話題を五つ用意してきたらしい。
装備にこだわるのは、山を甘く見ていない証拠でもある。
あなたとの恋を、それだけ本気の山だと思っているということ。

告白は、引き返せない山頂アタック

心理学でいう損失回避も、奥手と深く関わっている。
人は、何かを手に入れる喜びより、失う痛みのほうを大きく感じやすい。
天秤の片側には、恋人になれる喜び。
もう片側には、今の心地いい関係を壊してしまう怖さ。
乙女座の男性は、たいてい後ろのほうを重く見積もる。
告白に失敗したら、もう同じ距離ではいられないから。

断られる気配に人一倍敏感な傾向を、心理学では拒絶感受性と呼びます。
乙女座の男性は、そのアンテナの感度がかなり高め。
一度出たら戻れない挑戦だから、天気を読み切るまで出発しない。

乙女座の男は、勝てる確信より、失わない確信で動く。

奥手な乙女座男性の脈ありサイン

手をつないでこないから、脈なし。
そう決めつけるには、まだ早い。
奥手な乙女座の好意は、行動のすき間からにじみ出てくる。

デートの店を、前もって下見している

初デートの店が、妙に完璧だった。
席は静かな奥で、メニューにあなたの苦手なものがひとつもない。
うちの彼が、完全にこのタイプでした。
恋人になってから聞いたら、前の週にひとりで下見に行っていたらしい。
照明の明るさまで確かめたかったんだって(笑)。
気のない相手のために、休日を一日つぶす乙女座はいません。

誘いが、決まったリズムで続く

二週間に一回、ほぼ同じ曜日に誘いが来る。
派手な言葉はないのに、途切れない。
乙女座は、生活のリズムに組みこんだものを、そう簡単には手放さない。
彼の予定表に、あなたの曜日がもう確保されている証拠です。
誘いの間隔が不規則で、こちらから声をかけないと会えない。
そんな場合は、もう少し様子を見たいところ。

デートの夜だけ、メッセージがやけに長い

普段のLINEは、用件だけの短文。
なのに会った日の夜に限って、感想が三行も四行も届く。

今日の店、魚の火の通し方が絶妙だった。
帰り道の話の続き、また聞かせて。

乙女座は、楽しかった時間を言葉で残しておきたい人たち。
感想が細かいほど、その日をよく覚えておきたかった証拠です。

別れ際だけ、やけに手間をかける

意外と見落とされがちなのが、別れ際の態度。
駅まで送る。
改札を抜けるまで見届ける。
あなたの姿が見えなくなるまで、改札の外から動かない。
五分後には、無事に乗れた?とメッセージが届く。
手はつながないのに、見送りだけは過保護。
このアンバランスさこそ、奥手な乙女座の好意のかたちなんです。

あなたの近い未来を、さりげなく聞いてくる

年末はどうするの。
来月の連休、予定ある?
ただの世間話に見えて、彼の頭の中では予定表のマス目が埋まりかけている。
自分が入っていい余白があるか、遠回しに確かめているわけ。
ここで、まだ何も決めてない、と答えるのは、招待状を渡すのとほぼ同じ。

奥手な乙女座男性の現在地を、四つの段階で読む

脈がありそうなのはわかった。
じゃあ、彼はいまどのあたりを登っているのか。
私が相談を読むときに使っている、勝手な目安を置いておきます。

第一段階、ベースキャンプで様子見

みんなで集まる場では、なぜかいつも近くにいる。
でも、二人きりの誘いはまだない。
みんなのトークルームで、あなたの発言にだけ反応が早い。
彼はまだ、登るかどうかを決めかねている段階。
焦って二人きりに持ちこむより、みんなの中で話す回数を増やしたほうが近道です。

第二段階、二人で会うのが恒例になる

ふたりだけの外出が、月に何度かのお決まりになる。
会話は楽しいのに、手は触れない。
相談のメールがいちばん増えるのが、この段階。
でも彼の中では、順調に標高を上げている真っ最中です。

第三段階、生活の話がまざり始める

仕事の愚痴や家族の話を、少しずつ聞かせてくれるようになる。
用もないのに、夜に短い電話がかかってくることも。
体調を崩したと言えば、差し入れを持って現れる。
恋人の一歩手前まで、もう来ています。

第四段階、山頂アタックの前夜

急に、過去の恋愛について聞いてくる。
好きなタイプを、遠回しに探ってきたり。
次のデートの場所に、彼のほうから妙なこだわりを見せる。
会話がぎこちなくなって、目が泳ぐ日もあります。
天気図をにらみながら、アタックの日取りを考えているサイン。
ここまで来たら、山頂はもう目の前。

逆に、何か月たってもベースキャンプから動かない人もいる。
二人の約束が流れても、代わりの日を出してこない。
その場合は、奥手というより、そもそも登る山がちがう可能性も。

奥手な乙女座男性に告白させる、背中の押し方

押すといっても、強引に迫るのは乙女座には遠回り。
彼が自分の足で山頂に向かえるように、道を整えるイメージです。

気持ちの天気予報を、晴れにしておく

乙女座が出発をためらうのは、天気が読めないから。
こちらの気持ちの予報を、先に晴れにしておけばいい。
好きと言わなくてもいい。
楽しかった、を場面つきで伝えるだけ。

今日の帰り道の話、ずっと笑ってた。
次は、あなたのおすすめの店に行きたいな。

彼はこういう小さな晴れマークをひとつずつ数えて、出発の日を決める。

奥手な乙女座が欲しいのは、押しじゃなくて、晴れの予報。

落ちても平気なように、ザイルを結んでおく

登山で体どうしをつなぐロープを、ザイルと呼びます。
足を滑らせても、谷底までは落ちないための命綱。
奥手な乙女座に必要なのは、失敗しても全部は失わない、という安心感です。
普段の会話で、あなたと話すのがいちばん落ち着く、と伝えておく。
関係の名前が変わっても、この居心地は消えない。
そう思えた瞬間、彼の足は前に出る。

お酒の勢いは、乙女座には逆に遠回り

飲み会の帰り、酔った勢いで付き合うことになった女性がいる。
翌朝、彼から届いたのは、改めて、しらふで言わせてください、というメッセージ。
(律儀すぎて、ちょっと笑った)
乙女座にとって、告白は自分の手で整えて渡したいもの。
勢い任せで始まった関係は、彼の中では、まだ始まっていないのと同じなんです。
雰囲気づくりのためにお酒を勧める作戦は、乙女座相手だと空回りしがち。

十回目の夕暮れに起きたこと

九回目の待ち合わせの日、私は半分あきらめかけていた。
美術館を出たあとのカフェで、つい本音がこぼれた。

あなたと出かけると、一日が短すぎる。
次も、その次も、一緒にどこか行きたい。

彼はカップを持ったまま、三秒くらい固まってた。
口から出てきたのは、はい、の二文字だけ。

迎えた十回目は、夕暮れの川沿い。
ベンチで黙って日が沈むのを待っていた彼が、突然こっちを向いた。
声が、かすかに震えていた。

好きです。付き合ってください。返事は今日じゃなくても大丈夫です。

最後のひと言に胸がキュンとして、同時に吹き出しそうになった。
今日がいい、と答えた私の声も、たぶん震えてた。
付き合ってから白状したところによると、場所は三週間前から決めていたそう。
まさか、日の入りの時刻まで調べていたとは!
あの時の晴れマークがなかったら、出発はもっと先だったらしい。

押しどころは、血液型でちょっと違う

相手がA型なら、段取りを任されると力を発揮する計画上手な人。
次の行き先を任せてみると、そのまま告白の舞台まで整えてくれることがある。
O型の彼は、相手の笑顔をエネルギーに変えられる仲間思いの人。
楽しかった、を三割増しくらいで伝えると、彼の背中に追い風が吹く。
B型の彼の場合は、ひらめきと行動力を兼ねそなえた感性の人です。
初めての場所や新しい体験に誘うと、その高揚感のまま気持ちを言葉にしやすい。
AB型なら、物事を俯瞰して見られる、バランス感覚の持ち主。
周りに付き合ってると思われてるみたい、と事実をひとつ添えてみる。
事実がひとつあるだけで、彼は胸の内を整理しやすくなります。

待ちきれないときは、こちらから確かめていい

待つ期限は、自分で決めておく

正直言って、奥手な乙女座を待つのはしんどい。
そわそわしながらスマホを眺める夜が、何十回もやってくる(泣)。
まぁ、待つほうにも限界はあるもの。
私がメールの返事で伝えている目安は、二人きりで会うのが六回を超えたあたり。
期間で言えば、三か月くらい。
そこまで来て何も起きないなら、こちらから現在地を聞いてみてもいい。

一年近く待ち続けた会社員の女性は、思いきって聞いた夜、彼に驚かれたそうです。
てっきり、友達としか見られてないと思ってた、って。
(一年…)
お互いに、相手の天気予報を曇りだと読み違えていたわけです。
はぁ…奥手どうしの恋って、本当に遠回り。

関係に名前をつける、やわらかい聞き方

確かめるときは、問い詰める形にしないのがコツ。
ねえ、どういう関係なの、は、乙女座には尋問に聞こえてしまう。
先に自分の気持ちを置いてから、聞くのが順番。

これからも、二人で会いたいと思ってる。
同じ気持ちだったら、うれしいな。

返事はいつでもいいよ、と添えるだけで、彼の肩の荷はずいぶん軽くなる。
なんか、あの日の彼のセリフと同じことを言ってる気がするけど(笑)。

自分から告白するのも、もちろんあり

待つのに疲れたら、こちらから好きと伝えるのも立派な選択肢。
乙女座の男性は、相手からの告白を軽く扱ったりしない。
ただ、その場で答えが返ってこないことはある。
少し考えさせて、と言われても、落ちこむのはまだ早い。
彼にとって、その言葉は保留の誠意。
いい加減な返事で、あなたを傷つけたくないだけなんです。
数日後に、驚くほど丁寧な返事が届いたという報告も、何度も読んできました。

恋人になっても奥手なら、言葉で合図を

交際が始まってからも、手をつなぐまでに一か月かかった、という話もよく届く。
乙女座の男性は、相手が本当に嫌じゃないかを確かめてから動きたい人。
雰囲気で察して、がいちばん苦手な分野なんです。
だから合図は、言葉でまっすぐ出していい。

手、つないでもいい?

たったこれだけで、彼の中の確認作業は一瞬で終わる。
奥手な乙女座にとって、迷いのない言葉はいちばんの許可証だから。

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