MENU

獅子座男性はデートで奢りたがる本音と割り勘を嫌がる理由

  • URLをコピーしました!

伝票が、いつのまにか消えていた。
私がトイレから戻ってきたら、テーブルの端にあったはずの黒いホルダーがない。彼はスマホをいじりながら、何食わぬ顔でお茶を飲んでいた。えっ、もう払ったの。
うん、と一言。それだけ。
あの瞬間の気持ち、うまく説明できない。ありがたいのと申し訳ないのが同時に来て、胸のあたりがざわざわした。財布を握ったまま突っ立ってる自分が、なんだかすごく間抜けだった。

目次

獅子座男性が奢りたがる理由は、見栄だけじゃなかった

かっこつけたいだけでしょ、と思っていた時期がある。私は本気でそう決めつけていた。半分は当たっていて、半分は失礼な誤解だった。

支払いは、彼にとって場のしめくくり

獅子座の男性は、その日一日を自分が主催した公演みたいに扱っている。店を選んだのも彼、話を回したのも彼。最後に会計を済ませて、はい終演。ここまでが一続きになっている。
途中で財布を出されると、公演の最後で照明が変な色になったような感覚になるらしい。
奢りたがるのは金の話じゃなくて、幕の下ろし方の話。
この見方に変えてから、私は押し問答をしなくなった。楽になったし、彼も機嫌がよかった。

渡したいのは金額ではなく、安心のほう

守る役を担いたい人たちだから、あなたが財布の中身を計算しながら食事している状態を、そもそも許したくない。値段を気にせず好きなもの頼んでほしい。その気持ちが先に立つ。
だから注文のときに安いものを選ぼうとすると、彼はちょっと悲しそうな顔をする。あれ、けっこう分かりやすく出る。

断られると、役目を取り上げられたと感じてしまう

割り勘にしようと言うのは、対等でいたいという誠実な提案。悪いことなんて何もしていない。
ただ、受け取る側の彼には、自分の役割を否定されたように届くことがある。そんなつもりないのに、と言いたくなる。私も何度も言いたくなった。(この行き違い、ほんとに面倒くさい…)

奢られる側が抱える、うしろめたさの処理

甘えていいよ、で片付く話じゃない。もらいっぱなしは普通にしんどい。

お礼が薄いと、次の招待は消える

ごちそうさまでした。丁寧すぎるお礼は、実は届きにくい。かしこまった言葉って、距離を作るから。
効くのは具体性。あの牡蠣、人生でいちばんおいしかった。連れてきてくれてありがとう。
何が良かったのかを名前で言うと、彼の中で成功体験として保存される。保存された体験は繰り返される。逆に薄い反応が返ると、彼は静かに次を諦める。ここ、けっこう残酷な仕組み。

財布を出す動作は、してもいい

出さないと、当たり前だと思われる。出しすぎると、押し問答になる。
ちょうどいいのは一回だけ。手を伸ばして、いいからと言われたら、じゃあお言葉に甘えます、で引く。三往復させると彼は疲れるし、周りの目も気になりだす。
姿勢だけ見せて、決定権は彼に渡す。それでちゃんと伝わっている。

返し方は、金額を合わせなくていい

同額を返そうとすると、また彼が払いたがる。ループに入る。
私がやってうまくいったのは、形を変えて返すこと。彼が好きな酒を渡日に持っていく、家で作った弁当を持たせる、二軒目の飲み物代だけ引き受ける。金額の対等じゃなくて、気持ちの往復を作るほうが空気が良くなる。
彼の誕生日に、あの日のお礼と言って少し高い財布を渡したことがある。使ってる姿を見るたび、あ、返せたなと思う。

いつも奢られる関係を続けるかどうか

ここ、けっこう真面目な話になる。

彼が無理をしているサインは、店の選び方に出る

最初の数回は、背伸びした店に連れて行ってくれる。それが3ヶ月続くと、財布の負担が本人にのしかかる。
チェーン店を避けはじめたのに、注文を減らしている。会う頻度が落ちる。この組み合わせが出たら、彼は見栄と現実の間で苦しんでいる。
そういうときは、私が行きたい店があると言って、安い居酒屋を指名した。彼は最初いい顔をしなかったけど、その日はよく笑っていた。

奢りを愛情の証明にすり替えない

彼が払ってくれるから大事にされている、という読み方は危ない。逆もある。
毎回奢るのに、あなたの話を聞かない人がいる。金は出すけど時間は出さない、という形。それは愛情ではなく、支払いで責任を精算しているだけの状態。
獅子座の男性が本当に大事にしている相手には、金より先に時間を差し出す。ここ、見分ける物差しとして使える。

貸し借りを持ち出してきたら、注意

あんなに出してやったのに、という言葉が一度でも出たら、そこは危ない。
本物の獅子座の気前の良さには、後日の請求がない。渡したものを数えはじめた時点で、それはもう贈り物ではなくなっている。この違いは、言葉の端に必ず出る。
星座で人を評価するつもりはないけど、こういう場面では星座の話をしている場合じゃない。

関係が進んだあとの、支払いのかたち

 

付き合ってからのほうが、話し合いが必要になる

デート代を全部彼が持つ形のまま同棲や結婚に進むと、あとで揉める。彼のプライドと家計は別の問題として扱わないと、どこかで破裂する。
私たちは、外食は彼、家の食材は私、旅行は折半、という分け方に落ち着いた。決めるまでに2回喧嘩した。喧嘩したけど、決めてからは楽になった。
彼が譲らなかったのは、人が見ている場所での支払い。そこだけは絶対に自分がやると言い張った。まぁ、そこは譲ってあげてもいいかなと思った。

ときどき、彼を主役から降ろす日を作る

私が全部払う日を作ったことがある。予約して、店に先に金を渡しておいて、当日は伝票が来ない状態にした。
彼、ずっとそわそわしていた(笑)。落ち着かない顔で、なんか変な感じ、と何度も言っていた。
でも帰り道に、ありがとうな、と小さい声で言われた。あの声のトーン、初めて聞いた気がして、じんわり嬉しかった。
奢られることに慣れていない人だから、たまにやると効く。年に数回でいい。

お金の使い方が違う相手なら、無理に合わせない

彼の金銭感覚が派手で、こちらが息苦しいなら、それは大事な情報。
価値観の差は、恋の熱が引いたあとに必ず表面化する。彼を変えようとするより、自分が心地よくいられる範囲を伝えるほうが早い。伝えて嫌な顔をする獅子座の男性は、実はあまりいない。彼らは相手が喜ぶ形を探すのが好きだから、条件さえ分かれば普通に合わせてくる。

あの日、伝票が消えていた店に、先月また行った。
今度は私が先に払っておいた。彼は席に着いてから気づいて、なんだよ、と笑って、それから少し黙った。照れてるのが丸わかりで、こっちまで恥ずかしくなった。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
目次