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獅子座男性とお金の価値観が合わない時の伝え方と着地点

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3万円のワインが、テーブルに置かれた音を今でも覚えている。
記念日でもなんでもない、ただの金曜日。彼は得意げにグラスを掲げて、こういう日があってもいいだろ、と笑った。
私は笑い返しながら、頭の中で今月の家賃の引き落とし日を数えていた。この人、貯金いくらあるんだろう…聞いていいのかな…
あの夜の胸のつかえ、たぶん多くの人が経験してる。獅子座の男性と付き合うと、お金の話はどこかで必ず山場を迎える。

目次

彼の金の使い方が派手に見える、その中身

浪費家というひとことで片付けると、話がこじれる。彼らの支出には、はっきりした傾向がある。

買っているのは物じゃなくて、その場の空気

獅子座の男性が高い金を出すのは、たいてい人が絡む場面。友人との会食、恋人へのプレゼント、後輩への差し入れ。自分ひとりのための買い物は、意外と地味だったりする。
彼のクローゼットを見て驚いたことがある。ジャケットは3着だけ。靴もぼろぼろのやつを履き続けていた。
獅子座の財布が開くのは、誰かの笑顔が見える瞬間だけ。
それを知ってから、彼の支出を無駄遣いと呼ぶのをやめた。方向が違うだけで、そこには彼なりの筋が通っていた。

安いものを選ぶと、負けた気持ちになる人がいる

値段で比較されるのを嫌う。だから、明らかに得な選択でも、みっともないと感じたら避ける。
クーポンを出すのを嫌がる、店員に値引き交渉をしない、割引デーを狙わない。あれは金銭感覚が緩いというより、ケチだと思われる恐怖のほうが強いから起きている。
恐怖という言葉が大げさなら、言い直す。彼にとっては見栄えの問題であって、損得の問題として処理されていない。

先のことを考えていないわけじゃない

私の彼、実は積立をやっていた。しかも私より額が大きかった。びっくりした。
派手に使う日と、静かに貯める日を、彼は完全に分けていた。見えるところで出し惜しみしないから浪費家に見えるだけで、裏側は普通に堅かった。
全員がそうだとは言わない。でも、支出の総額だけ見て判断すると読み違える例がある、というのは覚えておいてもいい。

お金の話を切り出すとき、地雷になる言い方

無駄遣い、という単語を使った日

そのワイン、無駄遣いじゃない。
言った瞬間、彼の顔から表情が消えた。しん、と店の音が遠くなった気がした。
彼にとってその出費は、私を喜ばせるための投資だった。それを無駄と呼ばれたら、行為だけじゃなく気持ちごと否定されたことになる。
そのあと3日、連絡が事務的だった。あのときは自分の言葉の雑さにイラっとしたし、彼にも悪いことをした。

他人の家庭と比べた

友達の彼氏は、こういうときちゃんと貯めてるらしいよ。
これは最悪だった。獅子座の男性は、他人との比較で下に置かれることに耐えられない。改善しようという気持ちより先に、対抗心が燃える。結果、もっと派手に使いはじめる。
火に油とはこのこと。バカだった、私。

数字を並べて理詰めにした

家計簿を作って、月の支出を項目ごとに見せたことがある。正しい行動のはずだった。
彼は最後まで見なかった。細かいことは苦手だから、と言って話を切った。
説得の材料としての数字は、彼には効きにくい。責められている場面だと認識した瞬間、内容が入ってこなくなる。ここ、何度も試して分かったこと。

伝わったのは、責めない形にしたとき

 

お願いのかたちに変える

やめてほしい、ではなく、こうしてくれると助かる。この差がすごく大きかった。
今月ちょっと厳しくて、外食を2回減らしたい。協力してほしいんだけど。
これを言ったとき、彼はすぐに分かった、と答えた。しかも自分から安い店を探しはじめた。
頼られると動く性質、金の話でも同じように働く。指示だと反発して、依頼だと引き受ける。同じ内容なのにね。

共通の目標を置いてしまう

心理学の講座で扱った内容に、対立する二者を協力させるには共通の目標を与えるのが早い、という実験の話があった。少年キャンプでやったやつ。あれを思い出して、試した。
来年、二人でイタリア行きたい。
この一言で、彼の中の節約が我慢から挑戦に変わった。目標が旗になると、獅子座の男性は驚くほど強い。誰かのために耐えるのは得意な人たちだから。
貯金アプリの画面を見せ合って、増えていくのを喜んでいた時期がある。あれは楽しかったな。

彼が輝ける支出は、削らない

全部切り詰めようとすると失敗する。彼から見せ場を奪うことになるから。
友人との会食、記念日のレストラン、後輩への差し入れ。このあたりは残す。代わりに、日常の細かい部分を締める。コンビニをやめる、家で飲む、休日の買い物を減らす。
削る場所を選べば、彼は普通に協力してくれる。全面禁止にすると爆発する。ここ、実感として強い。

合わせにいく前に、確認しておく境目

理解と我慢を混ぜないための話。

借金をしてまで見栄を張るかどうか

気前の良さと、身の丈を超えることは別物。カードの分割が増えている、貸してと言われる回数が増える、収入の話をはぐらかす。こういうものが並んだら、それは性格の傾向ではなく生活の問題。
星座を理由に納得しようとしないほうがいい。ここだけは、はっきり分けて考えたい。

あなたが自分の支出を隠しはじめたら、危険信号

彼に合わせるために服を買い、外食に付き合い、貯金が減っていく。それを言えなくなっている状態。
私はこれをやった時期がある。半年で40万減った。通帳を見た夜、ちょっと泣きそうになった。彼は何も悪くない。でも私は無理をしていた。
自分の生活が削れているのに黙っている関係は、いつか必ず苦しくなる。言えないなら、その相手との金銭感覚は合っていないということ。

すり合わせを拒む人かどうかを見る

価値観が違うこと自体は、致命傷じゃない。話し合いのテーブルに座れるかどうかが分かれ目になる。
細かいことは考えたくない、で毎回会話を切られるなら、10年後も同じ場所にいる。逆に、渋々でも一緒に数字を眺めてくれるなら、着地点は必ず見つかる。
うちの彼は最初、完全に前者だった。あ、前者は使わないでおく。話し合いを避けるタイプだった。それが変わったのは、私が責めるのをやめてからだった。

今、うちがどうなっているか

共通の口座を作った。月に決まった額を二人で入れて、そこから外食も旅行も出す。彼の見栄も、私の不安も、同じ箱に入れた。
最初は彼、乗り気じゃなかった。管理されるみたいで嫌だ、と言っていた。でも半年後、口座の残高を見て、けっこう貯まってんじゃん、と嬉しそうにしていた。あの顔を見たとき、ふっと肩の力が抜けた。
今も彼は、たまに高い酒を買ってくる。私はもう何も言わない。代わりに、月末に二人でアプリを開く日を作った。それで足りている。
価値観が完全に一致する日は、たぶん来ない。来なくてもいいや、と思えるようになったのは、話せるようになったからだと思う。

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